第35回交通安全夏期大学セミナーは終了致しました。
交通安全夏期大学セミナーの目的と対象
●目 的 |
輻輳する交通事情のもとにおいて、交通安全教育・指導の業務に従事しておられる方々のために『交通安全夏期大学セミナー』を開催し、交通安全の哲学、交通安全の理論と実際、運転者の指導法など、指導者の日常業務実施の基盤となるテーマについて、専門家の方々による講義を行い、交通科学の振興と交通安全の実現に寄与しようとするものであります。 平成17年の交通事故死者数は、昭和31年以来49年振りに7千人を下回ったものの、交通事故負傷者数は依然として110万件を超えています。また、年齢層別死者の状況をみると高齢者(65歳以上)層が最も多く、全体に占める高齢者の割合は年々増加しています。 今回は特に重大事故の再発防止を初め、高齢者に対する交通安全対策、地方自治体の交通安全への取組み及び被害者の救命救急等、意欲的で多彩なテーマを取り上げております。 |
●対 象 |
1. 地方公共団体等で交通行政および交通安全指導業務を担当しておられる方々。 2. 安全運転管理者、運行管理者など、民間および公共企業体で従業員や職員の交通安全教育・指導を担当しておられる方々。 3. 自動車学校・教習所などで運転者の養成や指導にあたっておられる方々。 4. 交通安全と安全運転に関心をもっておられる方々。 |
9月29日(金)10:00〜17:00 | |
○開会挨拶 | 社団法人 日本交通科学協議会会長 |
○講義テーマ・講師 | 1. 惨事の再発防止に向けて -責任追及から原因究明へ- (私たちは福知山線等事故から何を学ぶか) 吉村 秀實(元NHK解説委員) |
2. 企業における安全管理 (「安全」こそ企業の王道) 大塚一義(光運送(株)専務取締役)> |
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3. 自動車の安全と技術 (安全な自動車はどのようにして作られるか) 古郡 了(マツダ(株)技術研究所主任研究員) |
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4. 企業における交通安全対策の現状 〜企業へのアンケート調査より〜 (企業と運転者の安全への思いここに) 生駒新一((社)日本損害保険協会業務企画部企画・安全技術グループ副長 |
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5. 地方自治体における交通安全の取組み (千葉県鎌ヶ谷市の意欲的試みに学ぶ) 赤羽弘和(千葉工業大学工学部 教授)> |
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9月30日(土)10:00〜16:30 | |
○講義テーマ・講師 | 6. 医療機関への搬送及び救急治療の実際 〜救急搬送・医療の質を向上させるための取組み〜 有賀 徹(昭和大学医学部教授(救急医学講座・昭和大学病院副院長) |
7. 交通事故と脳機能障害 (身体は治ったが脳の機能は戻らない。会社へ学校へ) 富田博樹(武蔵野赤十字病院脳神経外科 部長) |
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8. ビデオ 「あなたの運転なくて七癖」 〜事故にひそむ危険因子を探る〜 (有)斉藤プロダクション |
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9. 車の自動化はドライバーの安全に繋がるか (コンピュータ化とどう付き合うか、) 稲垣敏之(筑波大学大学院システム情報工学科 教授) |
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10. 高齢者講習の現状と課題 (おじいさんもう運転止めて!?) 石川淳也(中央自動車学校取締役社長) |
(過去の交通安全夏期大学セミナー)
夏期大学セミナー(第24〜31回)
夏期大学セミナー(第32回)
夏期大学セミナー(第33回)中止
夏期大学セミナー(第34回)