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日本交通科学協議会の公益法人概要


平成21年度事業報告

                   社団法人 日本交通科学協議会

 平成21年度における当協議会の事業の実施状況は、次のとおりである。
第一 会議の開催
1 第46回定期総会 6月11日(金)
 5月30日(土)東京都町田市玉川学園6-1-1玉川大学「視聴覚センター101教室」で開催され、以下の議題について審議し、原案どおり可決承認された。
(1) 平成20年度事業報告及び収支決算の件
(2) 平成21年度事業計画及び収支予算の件
(3) 役員改選の件
(理事:再任16名、新任1名、監事:再任1名)
(会長:再任)
(副会長:再任1名、新任1名)
(4) 次々期第47回総会会長選任の件
 (平成23年度 福山 敬 鳥取大学工学部社会開発システム工学科教授)
(5) 法人名称変更等の件
(6) 会員異動の件
2. 理事会
第112回理事会:5月29日(金)
 東京都千代田区九段南4-8-24 日本大学会館204会議室
第113回理事会:10月21日(火) 
 東京都千代田区九段南4-8-24 日本大学会館201会議室
 以上2回開催し、下記(1)・(2)の各項について審議し、それぞれ議決・了承した。
 また、平成22年3月に理事会書面表決で平成22年4月〜6月までの暫定予算を議決した。

(1) 第112回理事会
(審議事項)
@平成20年度事業報告および収支決算の件
A平成21年度事業計画および収支予算の件
B役員改選の件
 (理事:再任16名、新任1名、監事:再任1名)
 (会長:再任)
 (副会長:再任1名、新任1名)
C次々期第47回総会会長選任の件
 (平成23年度 福山 敬 鳥取大学工学部社会開発システム工学科教授)
D優秀論文表彰・感謝状の件
E法人名称変更等の件
F会員異動の件
(報告事項)
@第45回総会・学術講演会について
A第38回交通安全夏期大学セミナー開催について
B会誌・会報発行計画について
C定款改正案について
D公益法人改革の動きについて

(2) 第113回理事会
(審議事項)
@理事選任等の件
A常任理事互選の件
B会長・副会長、常任理事の業務分担の件
C定款一部改正の件
D評議員委嘱の件
E会員異動の件
(報告事項)
@第46回総会・学術講演会について
A一般社団法人化への取り組みについて
B会誌・会報発行計画について
Cその他連絡事項
 (賛助会員との懇談会結果、第7回交通科学シンポジウムの開催、第38回交通安全夏期大学セミナー結果)
3 常任理事会

 平成21年5月20日、12月8日及び平成22年3月16日開催。
議事内容:会務の企画・立案・運営に関する事項で、上記理事会に付議した事項のほか、次の事項等について審議・議決した。
@平成21年度研究中間報告および22年度研究計画
A平成22年度暫定収支予算(22年4月1日〜6月30日)
4. 評議員会
 5月30日(土)東京都町田市玉川学園6-1-1玉川大学「視聴覚センター106教室」で開催し、総会に付議する事項について審議・議決した。(第45回定期総会事項参照)
5 常任理事、評議員等を中心とした諸検討委員会等の活動
(1) 役員選考委員会(平成21年4月13日開催)
 平成21年度の総会に付議する役員(理事・監事)の新任、任期満了理事・監事の再任等について検討した。
 その結果、再任理事16名、新任理事1名、再任監事1名をそれぞれ役員候補者として推薦することとした。
 また、会長の再任、副会長1名の再任、同1名の新任についても推薦することとした。
(2) 表彰審査委員会(平成21年5月11日開催)
会誌編集委員会から推薦された当協議会の優秀論文候補等について、審議決定した。
(3) 理事懇談会兼企画検討委員会(平成21年5月14日開催)
「賛助会員との懇談会」の実施及び理事会、総会等に付議する審議事項等について検討した。
(4) 研究獲得委員会(平成21年5月22日、9月25日、11月12日開催)
平成21年度の三井住友海上福祉財団、日本損害保険協会及びタカタ財団等の研究助
成金獲得のための方策について協議した。
(5) イベント事業(交通安全夏期大学セミナー、交通科学シンポジウム)企画検討委員会(WG)(平成21年5月8日、9月25日、11月12日開催)
 平成21年度に実施する第38回夏期大学セミナー及び第7回交通科学シンポジウムの講師候補者・テーマ、開催日程等について検討した。
(6) 賛助会員との懇談会(第2回)(平成21年8月28日開催)
 賛助会員との意思疎通を図る必要性から、第2回懇談会を開催し、記念講演(優秀論文被表彰者2名)、意見交換などを行った。
(7) 総務委員会(平成21年7月3日、9月30日、11月27日開催)
 当協議会の定款改正案(旧民法上)及び経過報告、今後のガバナンスのあり方、一般社団法人後の定款改正案等について検討した。
第二 調査・研究の実施
1 第45回学術講演会開催
 平成21年5月30日(土)、31日(日)の2日間、東京都町田市玉川学園6-1-1玉川大学「視聴覚センター101教室」で開催。以下のとおり、交通問題に関する各分野についての講演、シンポジウム、ランチョンセミナー等が実施された。(参加者約100名)。
(1) 一般講演(24テーマ)
@交通とリハビリテーション 4 テーマ
A交通外傷分析・救急医療T策 3 テーマ
B交通心理/ドライバ特性 3 テーマ
C事故再現と応用 3 テーマ
D交通外傷分析・救急医療U因 4 テーマ
E歩行者・二輪車の交通安全 4 テーマ
F人間特性と交通環境 3テーマ
(2) 基調講演 1 テーマ
 (交通移動体の安全と安心・人間中心の自動化の視点から)
(3) 特別講演 1 テーマ
(頭部外傷後遺症・高次脳機能障害・そして安心社会)
(4) ランチョンセミナー 2 テーマ
鎮静性抗ヒスタミン薬が自動車運転パフォーマンスに与える深刻な影響、チューインガム利用が夜間運転時における運転者の眠気防止に及ぼす効果の研究)
(5) シンポジウム 2 テーマ
@これからのITSに求められること
Aセーフティツールの現状と課題)
(6) オプショナルプログラム
東海道新幹線総合指令所において、安全で安定した旅客輸送を確保するため行われる指令所と各駅、各列車等との指令、情報交換等の仕組みを視察した。
2 委託事業
社)日本自動車工業会からの委託研究
平成20年度に引続き、「自動車事故の安全対策とその評価に関する研究」の委託を受け、21年度は次の研究課題について調査研究を行った。

@自動車の安全運転に関する研究(細分類2テーマ)
      (自動車安全研究委員会:委員長 大久保堯夫)
・自動車運転中の覚醒レベルの低下度を評価するための瞬目に関する研究
・加齢が自動車運転時に及ぼす影響の基礎的研究
A医療から見た交通事故と傷害に関する研究(細分類類6テーマ)
      (交通事故の救急医療研究委員会:委員長 有賀 徹)
・高齢歩行者の危険認知に及ぼす車両音等聴覚情報の医工学的研究
・脳卒中に罹患した職業運転者の交通社会復帰についての実態調査
・交通事故患者の救急医療システムに関する研究
 −静岡県の第2次医療圏について−
・愛媛県における「警察による医療機関への交通事故負傷者情報の提供」についての研究
・福岡県における地理情報システムを用いた交通事故後の救命救急率の解析
・いわゆる「認知症検査」に対する高齢運転者の意識態度と教習所現場の当面する諸問題に関する研究
B交通科学ライフサイエンス関係文献リストの作成
      (交通科学文献リスト作成委員会:委員長 麻生 勤)
3 研究部会
 <助成研究>
(1) 地域における頭部外傷後高次脳機能障害に関する支援システム構築の試み
     (高次脳機能障害等研究委員会:委員長 平川公義)

(2) 頭部外傷地域連携パスの作成と実践−急性期から生活期に至る全横断的支援システムの構築−
     (高次脳機能障害等研究委員会:委員長 平川公義)
(3) 大型トラック等の安全運転向上に関する研究
  −大型車両に装着した居眠り運転防止シートが運転者の心身負担の軽減に及ぼす効果について−

    (大型トラック等安全運転向上研究委員会:委員長 大久保堯夫)
(4) 交通科学辞典の編纂
      (交通科学辞典編纂委員会:委員長 大久保堯夫)
第三 啓発・広報事業の実施
1 第38回交通安全夏期大学セミナー及び第7回交通科学シンポジウムの開催
(1) 夏期大学セミナー:平成21年9月10日(木)〜11日(金)に、東京都千代田区日本大学理工学部CSTホールで開催。参加者は2日で延べ約200名(報道等を含む)。
(2) 第7回交通科学シンポジウム:平成22年3月19日(金)に、東京都千代田区日本大学理工学部CSTホールで開催。参加者は約120名(報道等を含む)。
 メインテーマ:運転環境と疲労、疲労とどう付き合うか!
2. 出版物の発行
 平成21年度中に発行した調査研究報告書等は、次のとおりである。

発行年月 報告書・資料等名
 平成21年5月 交通科学研究資料 第50集
 平成21年6月 日本交通科学協議会 会報139号
 平成21年9月 第38回交通安全夏期大学セミナーテキスト(抄録)
平成21年10月 医療からみた交通事故と傷害に関する研究(20年度)
平成21年10月 地域における頭部外傷後高次脳機能障害に対する支援システム構築の試み(20年度)
 平成21年11月 日本交通科学協議会誌(2009 Vol.9 No1)
平成21年12月 日本交通科学協議会会報 第140号
 平成22年2月 交通科学ライフサイエンス文献リスト(20年度)
 平成22年3月 道路案内標識の視認性・表示の適正化等に関する研究
 平成22年3月 自転車事故実態とその防止に向けた人間工学的基礎研究
 平成22年3月 日本交通科学協議会誌(2009 Vol.9 No2)

3 交科協ホームページの運用(http://www.jcts.or.jp/)
平成14年4月標記アドレスにより開設して以来、今日までに情報公開の充実を図ってきている。
(開示事項)
@日本交通科学協議会の紹介(会長挨拶・理念等)
A 同 公益法人概要
(役員名簿、事業報告、事業計画、収支予算・決算等)
B 同 活動の概要
・調査・研究活動
・総会・学術講演会(講演募集、プログラムの案内等)
・広報・啓発活動(セミナー、シンポジウムの案内等)
・協議会誌
C入会案内、その他<トピック、リンク等>
                                              以 上

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