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日本交通科学学会の公益法人概要


平成25年度事業報告

                   一般社団法人 日本交通科学学会

 平成25年度における当協議会の事業の実施状況は、次のとおりである。
第一 会議の開催
1. 第49回定期総会
6月22日(土)東京都板橋区加賀2-11-1 帝京大学板橋キャンパス本部棟2階臨床大講堂で開催された。以下の議題について審議し、原案通り可決承認された。

(1)平成25年度事業報告及び平成25年度収支決算の件
(2)新法人移行に伴う諸対応事項について
 @役員体制等の移行について
 A旧常任理事会代替組織の構築と諸委員会の新設・存続について
 B諸規程類の整備見直しと当面の暫定利用について
(3)創立50周年記念事業と総会会長について
(4)平成25年度優秀論文表彰
(5)会員異動の件
2. 理事会
定例の理事会は6月21日及び3月31日の2回開催され、それぞれの審議の状況は下記の通りである。
(1)第120回理事会 日時:6月21日(金)
  会場:帝京大学板橋キャンパス本部棟4階会議室2  なお、第49回評議員会もあわせ共催された。
(審議事項)
 1)平成24年度事業報告及び平成24年度収支決算の件
 2)平成25年度事業計画及び収支予算の件
 3)新法人移行に伴う諸対応事項について
 4)創立50周年記念事業と総会会長について
 5)平成25年度優秀論文表彰推薦(案)
 6)会員異動の件
(報告事項)
 1)理事の移動状況
 2)第49回日本交通科学学会総会・学術講演会について

(2)第121回理事会 日時:3月31日(月) 
  会場:東京四谷 弘済会館4階 蘭東の間
(審議事項)
 1)平成26年度研究計画の件
 2)平成26年度事業計画及び収支予算の件
 3)新法人化に伴う諸規程類の整備の件
 4)50周年事業の件
 5)次々期(第51回)総会・学術講演会・会長選任の件
 6)理事選任の件(補充)
 7)総務・財務・研究企画各委員会設置等の承認の件
 8)会員異動の件
 9)その他
(報告事項)
  第50回総会・学術講演会の開催内容について
3. .評議員会
   平成25年6月21日(金)、前記第120回理事会と共催された。
4. .幹事会
(1)第1回幹事会(8/22(木))
 事務局体制と本学会運営のあり方を審議。また、50周年記念事業、総務、イベント企画委員会の今後の日程調整。
(2)第2回幹事会(3/17(月))
 平成26年度研究計画、同事業計画及び収支予算(案)、新法人化に伴う諸規程類、50周年記念事業、次々期(第51回)総会会長選任、会員の異動等を審議。
5. 常任理事、評議員等を中心とした諸検討委員会等の活動
平成25年度における各委員会の活動状況は以下の通りである。
(1)総務委員会
 6月5日(水)、9月27日(金)、3月17日(月)と3回開催し、以下の通り検討された。
 (6月5日)第120回理事会・第49回定期総会提出議題と議案書の検討が行われた。
 (9月27日)イベント企画委員会と合同開催。新法人化に伴う諸規程類の審査検討が行われた。
 (3月17日)幹事会と同時開催。諸規程類の審査検討が行われ、その場で幹事会の承認を取り、第121回理事会へ提出することとなった。

(2)表彰審査委員会
 第1回は書面会議。
 (5月21日)第2回が開催され、平成25年度の優秀論文選考が行われた。

(3)イベント企画委員会
 (9月27日)総務委員会と合同開催。第10回交通科学シンポジウムは「運転者の体調変化による重大な交通事故死傷者発生の提言に向けた効果的な予防対策の提言について」のテーマで開催が決定した。

(4)50周年記念事業委員会
 (1月15日)第1回を開催。創立50周年記念誌を刊行(年度末)、記念シンポジウムの開催が検討された。

(5)会員拡大検討プロジェクトチーム
 (8月7日初会合が行われた。
第二 調査・研究の実施
1 第49回総会・学術講演会開催
 平成25年6月21日(金)〜23日(日)の3日間、東京都板橋区加賀の帝京大学板橋キャンパス本部棟を中心に坂本哲也総会長のもとに、延べ200名余の参加を得て開催された。その概要は以下の通りである。なお、6月21日のオプショナルツアーは、帝京大学付属病院救急科(年間8000台の救急車と26000人の救急患者受け入れ)の救命救急センター、外傷センター、ヘリポート、実験動物施設等の見学が行われた。
(1) 一般講演(27テーマ)
 @自転車事故 4 テーマ
 A事故事例 4 テーマ
 B航空輸送・病院前医療 5 テーマ
 C交通と医療にかかわるシステム 4 テーマ
   D運転者の能力と健康 5 テーマ 
   E人体損傷と事故解析 5 テーマ 
(2) 基調講演 1 テーマ
 外傷診療の変遷と標準化 
―わが国における診療の歴史とJATECの誕生を中心に―
(3) 特別講演 2 テーマ
 @日本における外傷センター構想
 A医工連携と車両安全対策
   B帝京大学ヘリパイロット養成コースについて  
   C実体モデルによる回転性脳損傷メカニズムの検討  
(3) パネルディスカッション 1 テーマ
 疾病管理と自動車運転
  −交通事故死傷者低減に向けた新たなアプロ−チ−
   @外傷データバンクが交通事故の被害軽減に果たし役割 5 テーマ 
   A医工連携による交通事故の被害軽減 5 テーマ 
   B運転者の疾病や体調に起因する交通事故 5 テーマ 
   (4)ランチョンセミナー 2 テーマ 
   @交通事故の実態調査
   〜乗員の重症度を左右する因子は何か?
 
   A救急医療の見える化による問題解決のアプローチ
   :e-MATCHの取り組み
 
2 委託事業
(一社)日本自動車工業会からの委託研究
平成24年度に引続き、(社)日本自動車工業会から「自動車事故の安全対策とその評価に関する研究」の委託を受けて、
次の研究課題についてそれぞれの研究委員会が調査研究を行う。

(1) 自動車の安全運転に関する研究                                           
       (自動車安全運転研究委員会 委員長 大久保堯夫)
  @ 道路線形の違いによる自動車運転者の心身反応に関する調査研究
(2) 医療から見た交通事故と傷害に関する研究
      (交通事故の救急医療研究委員会:委員長 有賀 徹)
 @交通事故死誘因等の分析     3 テーマ
 A交通外傷医療の解析・評価    3 テーマ
(3) 交通科学ライフサイエンス関係文献リストの作成
      (交通科学文献リスト作成委員会:委員長 大倉 元宏)
3 研究部会
 <助成研究>

(1)自賠責運用益助成事業・日本損害保険協会                 
 運転の体調変化による事故発生状況の実態調査と交通事故死傷者低減に向けた効果的な予防策の提言に関する研究

(平成23〜25年度の3ヶ年実施予定の3年度)
(2)ヘルメット委員会の活動再開
 研究テーマの検討、研究の進め方等に関して検討中。
第三 啓発・広報事業の実施
1 第10回交通科学シンポジウムの開催
 平成26年2月25日(10〜17時)東京・神田淡路町・損保会館で開催した。
テーマは「運転者の体調変化による重大な交通事故死傷者発生の低減に向けた効果的な予防対策の提言について」である。
本シンポジウムは日本損害保険協会から3カ年の自賠責益研究助成を受け本学会が実施した研究(一杉正仁研究委員長)の
成果に基づき開催したもので、約160名の参加者を得て、調査結果の課題の提起とこれらに関する活発な質疑が行われ、
課題に対する提案がなされた。

 平成25年度は諸般の事情により、「交通科学安全セミナー」及び「賛助会員との懇談」の開催が出来ず、先送りとなった。
2. 出版物の発行
 平成25年度中に発行した調査研究報告書等は、次のとおりである。

発行年月 報告書・資料等名
 平成25年5月 交通科学研究資料 第54集
 平成25年11月 医療からみた交通事故と傷害に関する研究(24年度)
平成25年12月 交通科学ライフサイエンス文献リスト(24年度)
 平成25年12月 自動車運転時のストレスの強弱が運転者の運転行動、生理的機能、心理的機能の変化を介した運転負担に与える影響に関する基礎的研究
 平成26年1月 日本交通科学学会 会報 第146号
 平成26年2月 第10回交通科学シンポジウム プログラム資料
 平成26年3月 日本交通科学学会誌(2013.Vol.13 No.1)

3 交科協ホームページの運用(http://www.jcts.or.jp/)
平成14年4月標記アドレスにより開設して以来、今日までに情報公開の充実を図ってきている。今年4月1日付の新法人の立ち上げに伴い、協議会名等の変更を行った。
(開示事項)
@ 日本交通科学学会の紹介(会長挨拶・理念等)
A   同  公益法人概要(役員名簿、事業報告、事業計画、収支予算・決算等)
B   同  活動の概要
 ・ 調査・研究活動
 ・ 総会・学術講演会(講演募集、プログラムの案内等)
 ・ 広報・啓発活動(セミナー、シンポジウムの案内等)
 ・ 学会誌
C 入会案内、その他<トピック、リンク等>
                                              以 上

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