交通安全夏期大学セミナーの目的と対象 

 的
 輻輳する交通事情のもとにおいて、交通安全教育・指導の業務に従事しておられる方々のために『交通安全夏期大学セミナー』を開催し、交通安全の哲学、交通安全の理論と実際、運転者の指導法など、指導者の日常業務実施の基盤となるテーマについて、専門家の方々による講義を行い、交通科学の振興と交通安全の実現に寄与しようとするものであります。
 平成16年度の交通事故死亡者は8千人を下回ったものの、人身事故件数は過去最悪となり、年齢層別には満65歳以上の高齢者の死亡構成比が最も高く、また死亡運転者についても、免許取得後10年以上のドライバーが半数を占める状況となっている。
 今回は高齢者やベテランドライバーに係る安全対策及び事故被害者の救命救急に重点をおいたテーマを取り上げております。
対 象
 1. 地方公共団体等で交通行政および交通安全指導業務を担当しておられる方々。
 2. 安全運転管理者、運行管理者など、民間および公共企業体で従業員や職員の交通安全教育・指導を担当しておられる方々。
 3. 自動車学校・教習所などで運転者の養成や指導にあたっておられる方々。
 4. 交通安全と安全運転に関心をもっておられる方々。

 第34回交通安全夏期大学セミナーは終了しました。





セミナープログラム
                                       (講演予定順・敬称略
  10月6日(木)10:00〜16:10
 ○開会挨拶  社団法人 日本交通科学協議会会長
 
 ○講義テーマ・講師  1. 我が国の救急ヘリ活動の現状と課題
        國松 孝次(救急ヘリ病院ネットワークl理事長)
 2. 企業における安全管理
        小林  實((株)損害保険ジャパン顧問・(財)国際交通安全学会 顧問
 3. ビデオ
      「視覚が死角」 −見落とし・発見遅れが事故を呼ぶ−
          (有)斉藤プロダクション
 4. 道路交通法の改正と交通警察の当面の課題
        石井 隆之(警察庁交通局 交通企画課長)
 5. 運転行動データベースの概要と安全への活用
      赤松 幹之(独立行政法人 産業技術研究所 
              人間福祉医工学 モデリングG研究グループ長)
  10月7日(金)10:00〜16:30
 ○講義テーマ・講師  6. 医療機関への搬送及び救急治療の実際
     有賀  徹(昭和大学医学部教授(救急医学講座)・昭和大学病院副院長)
 7. 交通事故被害者の実態とその支援について
      冨田 信穂((常磐大学人間科学部教授)
          8. 高齢者の交通事故実態と問題点
     西田  泰(科学警察研究所交通科学部 交通科学第二研究室長)
 9. ミラーリング法による安全教育
  −新たな参加型教育を目指して−
      太田 博雄(東北工業大学教授)
 10. ドライバーはどのような場面で事故の危険を過小評価するか
   −危険認識の度合いと事故発生の比較−
      神作  博(中京大学文学部教授))






夏期大学セミナー(第24〜31回)

夏期大学セミナー(第32回)

夏期大学セミナー(第33回)中止



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